変圧器、コンデンサの解体工事を経て

北辰通商㈱は、金属くずを買取るといった「鉄・非鉄金属卸売業」を始めることで、昭和40年に創業しました。

大型変圧器の解体から発生したコイル

その中で、弊社は単に金属くずの買取りを業とするのでなく、変電所における大型変圧器等の解体工事から鉄や銅などを取り出し、それを売買するといった解体建設業と鉄・非鉄卸売業の二本の柱で業を発展させてまいりました。

PCB不含有の変圧器やコンデンサの解体個数は、1年間で最低200台以上を解体し、創業から52年以上経過するので、最低1万台は解体している計算となり、日本でも上位に入るくらいの解体実績になるのかと自負しております。

このように変電所や受変電設備を専門に解体し、そこから発生した金属くずをリサイクルしていく事業は、お客様から大変喜ばれ大きく発展していくことになります。しかし、この変圧器の取り扱いには、PCBという人体に有害な化学物質が混入している可能性があるので厳重注意が必要となります。

PCB処理に向けて

もともと弊社が、創業して解体していたのは、このPCBが含有していない「1㎏につき5,000㎎以下の機器」PCB不含有機器のみで、それ以外のPCB含有機器は、どの変電所も昭和45年くらいから厳重に各所有事業者様が、隔離しており、一切手付かずの状態でした。

微量PCBの積み込み作業

平成14年の弊社の話です。ある変電所のPCBの管理人が、「このままほったらかしにしたら、変圧器の鉄が錆びて中に混入されたPCBが外に漏洩してしまう。PCB入りの油をドラム缶に入れ替えてもらいたい」という要望がありました。

変圧器の中には、微量PCB入りの絶縁油という油で満たされており、変圧器が容器の役割を果たしております。この容器が錆びたり破損すれば、PCB入りの油が漏洩してしまうことになります。入れ替えるドラム缶もなんでも良いわけでなく、UNマークという規格を満たしたドラム缶を使用し、そのドラム缶の保管もまた屋外でなく、屋内において地震対策のため転倒防止装置も設置しました。ここから弊社は、PCB機器の抜油・解体から運搬まで行うようになりました。

まさに、いままでの変圧器解体のノウハウが無ければできなかったことです。漏洩防止対策で扱ったPCB含有の絶縁油量は、100万リットルを超え、解体工事や撤去の実績も2000台を超えております。長年、変圧器やコンデンサを解体撤去してきた実績があるからこそ弊社は、安全にPCBの撤去、運搬を行うことができると確信しております。

変圧器(トランス)とはどんなものなのか?

PCBを説明する前に、変圧器(トランス)の役割について触れておきます。

キューピクルに設置された変圧器

私たちは、電気を使用して生活しており、このインフラが必要なのは言うまでもありません。発電方法は、従来の火力発電、石炭火力発電から地熱、風力、太陽光発電などの自然エネルギーによって得られるもの等、多種多様です。これらの発電設備から電気が生み出されているわけですが、そのまま直接、私たちの家庭に送られて電気が使えるかというと、そうではありません。電圧調整のため、一回送電線を通って中継地点である変電所という場所に電気を送りこまなくてはならないのです。この変電所に送られた電気の電圧調整機器を、「変圧器」といいます。変圧器は、メーカーや大きさなど多くの種類があり、変電所などでは100㎥の巨大変圧器もあれば、左の写真のように工場などの受電設備として用いられるものもあります。

PCB(ポリ塩化ビフェニル、polychlorinated biphenyl)とは?

この変圧器の中は、大量の油で満たされており、この油が電気を絶縁し電圧を調整しているのです。(絶縁油とも呼ばれております。)

そしてさらに、電圧調整をより効率よく電気を絶縁するために用いられたのが、PCBというわけです。PCBの歴史は古く、明治14年にドイツのシュミット、シェルツ氏が発明しました。その後、昭和4年にアメリカで始めて工業化されました。これによって先ほど説明した電気の絶縁性が有用になり、日本でも広く用いるようになりました。

しかし、昭和43年に日本で事件が勃発します。

カネミ油症事件です。詳細はこちらウイキペディアリンクより

これによって生体への影響や環境汚染が社会問題に発展し、ついに新規使用が禁じられました。その後、いよいよ世界の会議にて、日本がPCBを全量無くしますと宣言(ストックホルム条約)したことでPCBの全量処分が、いよいよ明確に示されるようになりました。

高濃度PCBの調査及び荷姿登録作業

すなわち、処理期限は、令和7年の3月までと日本の法律(PCB特別措置法)に定められ、そのうち特に濃度の高いPCB(高濃度PCB)は、各地域で期限が異なりますが、令和2年くらいで処分場が閉鎖する理由から処分ができなくなります。しかも現在順番待ちで、なかなか処分してもらえない状況が続いております。申し上げたいのは、まずお持ちの変圧器、コンデンサ、安定器等の機器がPCB含有機器なのか否かを明確にしていただきたいということです。さらに、PCB廃棄物は、微量PCB廃棄物、低濃度PCB廃棄物、高濃度PCB廃棄物などに区別され、どれも処分方法や扱う場所、扱える業者がそれぞれ異なりますので、まずそこを明らかにしなければ処分工程を組むことができません。現在弊社では、新潟県、福島県、山形県、富山県の特別管理産業廃棄物として、微量PCB収集運搬の許可を有しておりますが、どの県の方でも相談窓口を設けておりますので、お気軽にご連絡いただけたらと思います。

新潟、山形、福島、富山の微量PCB処理は、北辰通商へ
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新潟、山形、福島、富山の微量PCB処理は、北辰通商へ

主な許可・資格

〇解体工事施工技師 1名

〇 第三種電気主任技術者 1名

〇建設業許可(とび、土木工事業)新潟県知事 許可(般-20)第41442号

〇新潟県産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01508055229号

〇新潟市産業廃棄物収集運搬業(積替え保管) 許可番号 05910055229号

〇新潟市産業廃棄物処分業  許可番号 05920055229号

〇新潟県特別管理産業廃棄物収集運搬業  許可番号 01558055229号

〇古物営業許可取得 新潟県公安委員会 許可 第461070001021号

〇山形県特別管理産業廃棄物収集運搬業  許可番号 0659055229号

〇群馬県特別管理産業廃棄物収集運搬業  許可番号 01050055229号

〇富山県特別管理産業廃棄物収集運搬業  許可番号 01659055229号

〇福島県特別管理産業廃棄物収集運搬業  許可番号 00757055229号